データご購入後の製造方法の違いによる「造形前データ倍率目安」

ジュエリーデータバンクで販売するCADデータは下記の製造プロセスを想定して製作しております。

 
「樹脂造形」 ⇒ 「ゴム型:2液混合タイプ」(収縮率0.1%)
 
「鋳造時の地金収縮は鋳造方法や地金の種類によって異なりますので、ご利用の鋳造サービス会社にお問い合わせください」

 


ゴム硬度はあまりありませんが、収縮がほとんどないため原型製作の計算がしやすいタイプです。
ただし、極端に薄く(厚み0.2mm以下)、面の広い板もの製品では、ワックスが入らない場合があります。
一般的なデザインのリング、ペンダントではまったく問題がありません。

 

【メリット】
①常温、低温でゴムが固まるため樹脂の変形がありません。(80℃の温度下では早く硬化します)
②収縮率が極めて低くデータ製作に複雑な計算が不要です。
③ワックスからもゴム型製作が可能です。

【デメリット】
①2液混合のため、一般的なゴム型のようにすぐに焼成することができません。
②混合、脱泡工程が必要になります。
③ゴム硬度が低いため、薄板ものは経験値でのデータ製作が必要となります。
④ワックスインジェクション時の加圧を極力小さくする必要がある。
⑤条件の良い離形剤が必要です。
(最適な離型剤を弊社で販売しています)

新規入会フォームのより会員登録後、ショッピングいただけます。

※ジュエリー全般にご使用いただけますが、 薄板もの、デザインに薄板部分が含まれる 場合は注意が必要です。
0.3mmの丸爪等は問題なくワックスインジェクションが可能です。

 

上記のプロセスでゴム型製造をしていただいた場合、データに倍率をかけることなく記載サイズの宝石が使用可能です。
以下の工程で原型、ゴム型製作をする場合には、ご購入いただいたCADデータに倍率をかけてから造形工程へ移行する必要がありますので、ご注意ください。


※お客様ご自身で造形、ゴム型を製作される場合のご注意

一般的なゴム型は焼成時のゴム収縮率が大きいため( 4~6% )、工程での収縮を計算に入れた[CADデータの倍率掛け]が必要になります。
下記に参考値をしましますが、ご使用の機械、ゴム型の種類によって異なりますので、あらかじめ収縮を計算に入れたCADデータの倍率設定をお客様ご自身でお願いいたします。

CADデータは造形方式、機械の種類、または同じ造形機種であっても個体のパラメータの違いなどによって同じ寸法で仕上がらないことがあります。 さらに、「縦造形」「横造形」の違いで微妙な寸法違いが出ることがあります。
お客様ご自身で造形する場合、またはお近くの造形サービスをご利用される場合は、事前に元データの数値からどのくらいの数値誤差がプラスマイナスどちらの方向に発生するかをご確認の上、造形されることをおすすめいたします。

 

※ジュエリーデータバンクで販売するCADデータ上の数値誤記がなり限り、返金やデータ交換にご対応することができませんので、あらかじめご了承ください。

① インクジェット式造形機を使用して造形し、シルバー原型を製作。その後に一般的な ゴムで型を製作する場合。

倍率目安  1.04倍から1.07倍

インクジェット式造形機の場合、造形後ワックスの表面に積層段差が顕著に現れます。ワックスの段階か シルバー鋳造の段階でこの積層段を研磨処理する必要があります。積層段の削りしろを得るため、どの程度の 倍率が必要かはお客様ご自身で調査の上、倍率調整をしてください。 また、シルバー原型から一般的なゴム型を取る場合、 4~6% の収縮があるとされています。

② 積層段差の少ない光造形機で、ダイレクト鋳造樹脂を出力し、シルバー原型を製作し、 さらに、一般的なゴムで型を製作する場合。

倍率目安  1.04倍から1.07倍

最近の光造形機では積層段差が大きく製品に反映されることはありません。 ただし、シルバー原型から一般的なゴム型を取る場合、4~6% の収縮があるとされています。

③ 積層段差の少ない光造形機で型取り用樹脂を出力し、その後に一般的なゴムで型を 作成する場合。

倍率目安  1.04倍から1.07倍

最近の光造形機では積層段差が大きく製品に反映されることはありません。 ただし、シルバー原型から一般的なゴム型を取る場合、0%~3% の収縮があるとされています。

④ 積層段差の少ない光造形機で型取り用樹脂を出力し、その後に2液混合ゴムで型を 作成する場合。

倍率目安  1倍から1.03倍

2液混合タイプのゴムは、収縮率を計算に入れることなくCADデータをそのままご使用いただけます。 ジュエリーデータバンクのゴム型は、このタイプのゴム型を使用しています。 2液混合タイプのゴム型は、混合作業、脱泡作業、離型剤塗布等の工程が入りますが、シルバー の原型鋳造を行うことなく型が作成できますので、ゴム型製作までの総コストは低くなります。
ご注意:段差の大きい光造形機もありますので、ご注意ください。

上記の数値はあくまで参考数値と参考解説です。お客様ご自身の工程から最適な データ倍率をご選定ください。
※ジュエリーデータバンクで販売するCADデータに数値誤記がなり限り、返金やデータ交換にご対応することができませんので、あらかじめご了承ください。

 

 

 

 

【メリット】
①ゴム自体が硬いため、ワックス注入時の変形が小さい。
②耐久性に富んでいる。
③薄板ものも比較的ワックス取りができる。
④すぐにゴム焼成ができる。

【デメリット】
①収縮率が大きい。
②細物の樹脂原型に使用すると原型が変形してしまう。
③比較的高温焼成なので、対応できる造形用
樹脂種類が少ない。
④造形樹脂と離型剤等の選定が難しい。

※ジュエリー全般に安定的に使用可能。

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お問合せ
  (株)ディークレア ジュエリーデータバンク事業部